担降りをした話①
私はジャニオタである。
今回、担降りをした時の話を包み隠さず話そうと思う。
はてなブログってやつも初めてなのでやり方があってるかすら分からないが記録として書いてみる。
人生で2度の担降りを経験した。
その2度目は最近のことだ。
1人目はお茶の間と担当の間くらいの気持ちだったので傷は浅かった。
あっさりしたものである。
その子を降りるきっかけになったのがジャニーズWESTだった。
デビューしたての頃であまりにもキラキラしていて、ジャスミンと呼ばれるファンの子を宝物を見るような目で見てくれて、
「てっぺん取ったるで!!」
とそれはそれは魅力的だった。
面白いしかっこいい、ガムシャラ。
私は関東住みなので、関西ローカルの番組が見られない。
今思うとその距離も彼らを魅力的にさせたのかもしれない。
この子達の方が好きだ。
シンプルなことで、簡単に降りた。
その中でも神山智洋くんに惹かれていき、「担当」となったのだ。
彼の可愛さ、かっこよさ、ダンス、歌声、優しさ・・・全てにすっかり魅了されて彼にどっぷりハマっていた。
CD、DVDを全て買うのはもちろん。
舞台をやるとなれば、週3~4回行くのは当たり前。
ツアーとなればどこでも着いて行った。
彼に会える機会は逃したくない。
だんだん意地になって行くのを感じながらも、根本は「彼が好き」という気持ちで動いていた。
3年くらいたった頃から会う前にドキドキしたり泣きそうになったり、そういうのがほぼ無くなった。
「かっこいい」「可愛い」となるのは確かなのだが、「好き」とはなんだか違うような気がしてきた。
何をするのも半ば義務なのだ。
私は彼の言動を事細かに覚えておき、知ったつもりでいることに優越感を感じるようになっていたのかもしれない。
本当のことなんて何も知らないくせに。
ジャニーズWESTも「虹色」というほどみんなが好きだったが、苦手なメンバーも出てきた。
その苦手なメンバーのファンすら宗教じみてて拒否反応が出るようになった。
「てっぺんはもう目指してない」
その発言で正直一気に冷めた。
「国民の友達」
・・・は??
この認知度で、よくそんな大きなことが。
神山くんも発言がブレだしたと感じるようになった。
「応援したい」
この気持ちが行方不明になってしまった。
前までハッキリとしていた「てっぺん取ったるで」が「国民の友達になりたい」。
そりゃあ目標が変わるのはあるあるなのだが、じゃあどのようなベクトルで応援すればいいのか。
「デビュー当時は何も見えてないからてっぺんてっぺん言ってたけど、今は見えてきたからこそ、違うと思った」
「気づけばてっぺんにいたっていうのが理想」
みたいなことを言っていた。
あーー、てっぺん取れないって見えちゃったのか・・・。
正直そう思った。
気づけばてっぺんにいるなんて、芸能界舐めてるのか??
売れるにはドカンと大きなきっかけがないとこのご時世無理だし、それには彼らは大人すぎる。年齢の話だ。
もうすっかり個々の性格が出来上がっているから、今からいきなり注目されるとなるには何か自分が大きく変わらなきゃ不可能だと思う。
確かに、彼らは才能の塊で演技もダンスも歌もできる。そして面白い。
が、しかし。
芸能界舐めるなよ。
そんな人沢山いる。
彼らはもう売れない・・・。
そう思ってしまった。
でも、私は「神山智洋くんの担当」というアイデンティティで生きていたので、それを変えることは出来ずにいた。
売れなくても別にいい。
なんとなくそう思っていた。
2018年のツアーも全力で参戦した。
不満もあったが、彼らが面白くて可愛くてきっと来年もまたこうやって年明けには例年通り彼らのツアーに来るんだろう。
そう思って疑わなかった。
私は意外と一途で、ジャニオタと名乗りながらも、担当以外興味が無い。
しかし、2018年のツアーが終わった頃、どうしても行きたい現場があった。
サマステである。
私は少年収には定期的に行っている。
割と当たるのだ。
積んで入ったこともあるが、割と正規で入っている。
まぁ、そもそも積んではいることに抵抗はないほうだが。
一途と言いながら、私は気になるJrの子がいた。
ただ、テレビに出れば見るし、少年収で神山くんがいない時に見るくらいの感じだった。
お気に入りにしていたのは1年半前からだろう。
急速に気になると思ったのは年明けの少クラの放送を見てからだと思う。
まさにツアー中。
とりあえず何かあった時に・・・と情報局の名義を作った。
そしてツアーが終わり、満を持してのサマステ参戦であった。
「Jrの現場」
というのが初めての私は1人で行くのが怖くて友人に着いてきてもらった。
「○君(仮名で通します)に落ちたらどーしよー」
「それは笑うわ。あんたに限ってありえない」
そう言われるくらい私は「神山智洋くんの担当」というアイデンティティを持っている人間だった。
そして、自分もそう思っていたのだ。
それが甘かった。
○君が目の前に現れた瞬間、一瞬にして恋に落ちたのだ。
そして、夢中でその公演中彼を追い続けた。
終わる頃には完全に心も奪われていた。
気づけばチケットを探していた。
結果、10公演ほど入った。
そして見事に彼の担当になりました。
彼とは初めましてでもないのだ。
何度も会ってるし(一方的に)、何度もパフォーマンスも見ていた。
なのになんで急に堕とされたのか。
今でもよく分からない。
好きな気持ちに理屈もなく、義務もなく、
「純粋に好き」
という気持ちを取り戻してくれた。
私が欲しいものがそこに全てあったのだ。
それなりに葛藤はあった。
その事はまた次回。